お客様の種類
広報を行う場合、ターゲットを決めておいたほうが良いでしょう。大きく分けてお客様の種類は3つに分けられます。
- 団員の知り合い(チケットノルマなどから)
- 新規お客様
- リピータ
1.団員の知り合い(チケットノルマなどから)
実際、これが大部分のお客様です。50人の団員が20人ずつ呼んだとすれば1000人になるのですから、
非常に重要です。対外的な広報に目を奪われがちですが、楽団の広報部としてはまずここに力を入れるべきでしょう。
団員がどのくらい配っているかを把握しておいたほうが良いです。例えば、演奏会の1ヶ月から2ヶ月くらい前にアンケートを取り、
団員一人ひとりが何枚配ったから把握する。それを発表することによって、少なければ団員にも危機感が生まれることでしょう。
灯台下暗し。ここは落とせません。観客数の基盤になりますので、抜かりなく行ってください。
2.新規のお客様
広報の手腕が発揮されるポイントです。お客様が多く入る団体とそうでない団体との差の多くはここで決まります。
多くのポイントがありますので詳しくは後述します。
3.リピータ
これは演奏にかかっています。感動しないともう一度来ようとは思いません。腕を磨いていい演奏をしてください。
ここからはかなり主観になってしまいますが、アマチュアにあってプロに無い点は、
やはり熱意とか気合とか楽しむとかそういうところにあると考えています。
例えば、アマチュア合唱団とプロオーケストラで第九をやった際に、私はアマチュア合唱団の気合に圧倒されすごく感動したことがありました。
技術的には疑問符が付きましたが、日本のプロオーケストラからあまりにやる気が感じられないのとギャップもあり、本当に感動しました。
普段は精一杯腕を磨いて、たった1回の本番にすべてを賭け、楽しんで演奏すれば必ずお客様には伝わります。
まずは貴重な時間と電車賃を使って来ていただいたお客様に感謝するべきだとは思いますが、
それほど高いレベルを期待していないので大丈夫です。あまり緊張せずにがんばっていきましょう。